その目的は商品券的意味や一般小額銭貨の代用であり、庶民に親しまれ愛用された鉛銭であったと考えられます。
鉛銭には四角形、長方形、楕円形、円形等があり、額面も16文、20文、24文、25文、等があります。
上州では数カ所で鋳造されましたが、渋川地方の鉛銭は、他のものに比べて格段にバラエティに富んでいると申されます。
また、記号には流通地名や発行者名がありますが、後者のものは特に珍しいといわれます。その点この鉛銭は独特な存在であり、日銀本店の貨幣標本室に展示、保管されています。
渋川・北群馬・勢多・吾妻地方の鉛銭
渋川市 | |||
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子持村 | |||
價二十四文・豊彦 | 價二十四文 宮孫 | ||
北橘村 | |||
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吾妻町 | |||
二十四文 山口 |
上州鉛銭発行家所在地
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1.堀口家
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2.外丸家
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3.今井家の本家
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3.今井家の新宅
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4.埴田家
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6.山口家